段ボールのリサイクルマークって知ってる?デザインやサイズを解説

突然ですが、段ボールにリサイクルマークがあることを知っていますか?段ボールのリサイクルマークは、段ボールが適切にリサイクルされるために重要な役割を果たします。

しかし、このマークがなぜ必要とされるのかや、どのような基準でデザインされているのかをご存じの方は少ないでしょう。

この記事では、段ボールのリサイクルマークに関する基礎知識や、デザイン・サイズ・プリント方法などを詳しく解説します。

また、リサイクルマークを表示するメリットや、表示が不要なケースも紹介します。

リサイクルを意識した段ボールの選び方や活用法を知ることで、環境保全につながる行動を考えるきっかけになるでしょう。

ぜひ最後までお読みください。

段ボールのリサイクルマークって?

段ボールのリサイクルマークは、段ボールがリサイクル可能であることを示す識別表示です。

このマークを段ボールに表示することで、消費者の分別や廃棄が簡単になります。

さらに、市町村の分別回収が促進されることで、リサイクル品質の向上効果も期待できるでしょう。

リサイクルマークの基本となるデザイン

リサイクルマークの基本デザインは、国際段ボール協会(ICCA)によって制定された「段ボールの国際リサイクル・シンボル」となっています。

このマークは、時計回りの矢印で囲われ、中央には開いた段ボール箱が配置されています。

さらに、シンボルの下には「ダンボールはリサイクル」や「ダンボール」と表示されることが多いです。

この表示は日本語だけでなく、世界各国の言語で書かれることもあります。

画像引用:段ボールのリサイクルマーク|国際リサイクルシンボル

リサイクルマークのサイズ

リサイクルマークの表示サイズは、印刷方法によって異なります。

例えば、段ボールへ直接印刷する場合、国際リサイクル・シンボルは直径30mm以上、「ダンボール」の文字は15pt以上とされています。

プレプリント方式の場合は、シンボルが12mm以上で文字が8pt以上、枚葉貼合ではシンボルが8mm以上で文字が5pt以上です。

これらはあくまで最小サイズであり、視認性を高めるために可能な限り大きく表示するのがよいでしょう。 

参考:運用マニュアル|マークの表示・印刷

リサイクルマークを表示するところ

リサイクルマークの設置場所は、事業者に選ぶ自由があります。

しかし、リサイクルのことを考えると、利用者が簡単に見つけられる位置に表示することが重要です。

例えば、段ボールの上面や側面にマークをプリントすることで、運搬や保管時にも視認性が高くなり、分別がスムーズに行えます。

内装用と外装用段ボールでリサイクルマークを使い分ける

内装用と外装用の段ボールでは、それぞれ用途やサイズが異なるため、リサイクルマークの表示にも工夫が必要です。

内装用段ボールは比較的小型でスペースが限られるため、マークのサイズや配置場所を慎重に検討する必要があります。

一方、外装用段ボールは大型で目立ちやすいため、視認性を重視して大きめのマークを適切な位置に表示するとよいでしょう。

リサイクルマークを使い分けることにより、リサイクル可能な段ボールであることを明確に伝えられるだけでなく、リサイクルの円滑な実施にもつながります。

リサイクルマークは必須?

リサイクルマークは、段ボールが適切にリサイクルされるための目印として重要な役割を果たします。

ここでは、リサイクルマークが不要なケースを詳しく解説します。

リサイクルマークがいらない段ボールもある

実は、すべての段ボールにリサイクルマークが必要というわけではありません。

段ボールのリサイクルマーク表示の法的義務は、資源有効利用促進法施行令(2001年4月施行)にて除外され、現在は表示が義務ではなく任意となっています。

ただし、消費者の分別や廃棄を容易にし、市町村の分別回収を促進するために表示が推奨されています。

どのようなケースで表示が不要になるかを、正確に把握しておくことが大切です。

例えば、以下の場合、リサイクルマークの表示は不要となります。

リサイクルが難しい段ボール

リサイクルが難しい段ボールには、特定の加工が原因で再利用が困難なものがあります。

例えば、ワックスで加工された段ボールや、アルミ箔をラミネートしたものは、製紙原料として再利用が難しいためリサイクルの対象外です。

また、食品や油で汚れた段ボールも同様になります。

こうしたリサイクルが難しい段ボールは、リサイクルマークを表示できません。

段ボールの素材選定や加工の際には、こうした点を考慮することも重要でしょう。

無地の必要がある段ボール

無地の段ボールは、製造段階で印刷工程を省いたものを指します。

このような段ボールは、リサイクルマークの直接表示を避けることが可能です。

無地と判断される基準は、表面に印刷が一切ない場合や、単色の塗装のみが施されたものになります。

ただし、スタンプやパターン印刷が施されている場合は印刷とみなされるため、無地には該当しません。

リサイクルマークを表示するメリット

段ボールにリサイクルマークを表示することで、消費者や事業者にとってさまざまなメリットがあります。

ここでは、具体的なメリットをいくつか紹介します。

環境意識の向上につながる

リサイクルマークは、段ボールがリサイクル可能であることを示す重要な指標です。

このマークがあることで、消費者や企業は自然とリサイクルを意識するようになり、環境保護活動への参加が促されます。

特にエコ意識の高い消費者にとっては、リサイクル可能な製品を選ぶ基準にもなるでしょう。

消費者や取引先からの信頼を得られる

リサイクルマークを表示することで、環境に配慮した製品であることをアピールできます。

このような姿勢は、消費者や取引先からの信頼を高めるきっかけになるでしょう。

特にSDGsの考え方が浸透してきた現代においては、持続可能な社会を目指す企業としてのイメージ向上も期待できます。

適切な廃棄処理を促進する

リサイクルマークは、段ボールを適切に分別するための目印となり、リサイクルの推進をサポートします。

表示があることで、最終排出者がリサイクル可能な段ボールを適切に分別しやすくなり、資源の無駄を減らすことができるでしょう。

また、廃棄物処理業者にとっても作業がスムーズになるため、効率的なリサイクルが可能です。

リサイクルマークの注意点

段ボールにリサイクルマークをプリントする際には、適切な表示が必要です。

不適切な表示はリサイクルの妨げとなるだけでなく、消費者や取引先に誤解を与える可能性もあります。

ここでは、リサイクルマークの表示に関して注意すべきポイントを解説します。

段ボールと紙の区別を正確に行う

リサイクルマークをプリントする際、段ボールと紙を間違えないことが最も重要です。

見た目が似ていても、紙製容器包装に分類されるものは紙用のリサイクルマークを表示しなければなりません。

具体的に、段ボールは、波型に成形した中芯をライナーで挟み込んだものです。
一方で、厚紙やボール紙など、段ボール原紙を使用していない素材は、紙とみなされます。

この区別を怠ると、適切なリサイクルが行われない場合があるので、注意しましょう。

複合素材の確認と材質表示

段ボールに見える箱の中には、紙やプラスチックなど異なる素材を組み合わせたものが存在します。

こうした複合素材の場合は、それぞれの素材の割合を考慮し、主な材質に基づいて適切なリサイクルマークを表示する必要があります。

この作業を省略すると、適切なリサイクルルートから外れてしまうので、気をつけましょう。

まとめ

段ボールのリサイクルマークは、環境保全と適切なリサイクルを支える重要なものです。

リサイクルマークの正しい表示方法やサイズを理解することで、消費者や事業者がリサイクル活動を円滑に進められるでしょう。

また、リサイクル可能な段ボールは、SDGsの実現にもつながります。

当社では、リサイクル対応の段ボール製作やカスタマイズを承っております。

環境に配慮した製品をご検討の際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。