120サイズの段ボールにはどのくらい物が入る?具体例や送料も紹介

段ボールの120サイズは日常的に使われることが多いサイズです。引っ越しや荷物の配送の際に欠かせない120サイズの段ボールですが、具体的な大きさや、どれくらいの物を収納できるのかをイメージするのは難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。

120サイズの段ボールは、一般的なサイズといえますが、活用方法を間違えると荷物が入りきらなかったり、無駄に空間が余ってしまったりすることもあります。

そのため、120サイズがどのくらいなのかをあらかじめ知っておくことが重要です。

この記事では、120サイズの段ボールの具体的な大きさや、どれくらいの物を収納できるのかについて、具体例を挙げながら詳しく解説します。

また、配送時にかかる送料についても紹介します。

さらに、「ぴったりサイズの段ボールが見つからない」という場合に役立つ梱包の工夫もお伝えしますので、これから荷物を送る予定がある方や、段ボール選びで迷っている方は、ぜひ最後までお読みください。

段ボール120サイズの大きさはどのくらい?

段ボールの120サイズとは、縦・横・高さの3辺の合計が120cm以内に収まる大きさを指します。

具体的には、例えば縦25cm・横45cm・高さ50cmの箱や、30cm四方の立方体などが120サイズに該当します。

箱の形状は直方体や立方体だけでなく、ポスター用の円筒形段ボールなどさまざまです。

どんな形状でも、3辺合計でサイズが決まります。

そのため、異なる寸法の段ボールでも、3辺の合計が120cm以内であれば120サイズに該当します。

120サイズの段ボールにはどのくらい物が入る?

120サイズの段ボールは、書籍や衣服、寝具など、さまざまな物を収納できる便利なサイズです。

ただし、詰める物によって入る量が異なるため、具体例を知っておくとスムーズに荷造りが進みます。

ここでは、120サイズの段ボールに書籍・衣服・寝具がどのくらい収納できるのかを紹介しますので、参考にしてください。

書籍の場合

120サイズの段ボールには、おおよそ以下の冊数の書籍を収納できます。

  • 漫画本:70~80冊
  • 文庫本:120~130冊
  • ハードカバー:50~60冊

ただし、書籍は重量があるため、箱いっぱいに詰めすぎると、25kgを超えることがあります。

こうなると、持ち運びが難しくなるだけでなく、底が抜けてしまう危険も。

段ボール1箱あたりの重量は、15kg前後に抑えるのが理想的です。

引越しの場合などは、衣類などの軽い物と組み合わせて梱包することで、重さを調整するとよいでしょう。

衣服の場合

衣服の場合、どの季節の衣類か、または種類によって収納できる量は異なります。

春夏用・秋冬用、それぞれの目安は以下の通りです。

春夏用の衣服

  • シャツ:10~15枚
  • Tシャツ:15~20枚
  • ズボン:15本程度

薄手の衣類であれば多く収納でき、段ボール内の空間を有効に使えます。

秋冬用の衣服

  • コート類:3~6着(厚さによる)
  • ニット・パンツ:15着程度

秋冬の衣類は厚みがあるため、春夏用の衣服に比べて収納枚数が減ります。

特にダウンコートやウールコートなどの場合、3着ほどになってしまうことも少なくありません。

無理に収納すると、シワや破損の原因となるため、注意が必要です。

寝具の場合

引越しの際、寝具を段ボールに入れたいと考える方もいらっしゃるかもしれません。実際に薄手かつ、シングルサイズの寝具であれば、120サイズに入れることは可能です。

ただし、そのまま段ボールに入れるのはあまり適していません。

段ボールや布団は湿気に弱いため、そのまま入れるとカビが発生する可能性があります。

段ボールに入れる際には布団袋を使用するのがおすすめです。

また、厚みのある寝具は、圧縮袋を使うとよいでしょう。

湿気から寝具を守ってくれるのと同時に、厚みを抑えて、コンパクトに収納できます。

配送業者における120サイズ

配送サービスでは、荷物を60サイズから160サイズまでの区分に分類することが多いです。

120サイズはその中間に位置するため、比較的多くの荷物を収納できるサイズとして、頻繁に利用されます。

しかし、配送業者の段ボールは、箱そのものが120cmぎりぎりで作られているわけではありません。

梱包後に段ボールが膨らむことを考慮し、110cm前後の余裕を持った設計がされています。

さらに、120サイズの段ボールは、引っ越し業者や配送会社ごとに寸法が若干異なる場合があります。

そのため、配送時には窓口のスタッフが梱包済みの荷物を実際に計測し、サイズ区分を確認しているのです。

この計測結果に基づき、120サイズとしての送料が確定します。

業者別・120サイズ段ボールの規格と配送料金

120サイズの段ボールで荷物を発送する場合、配送業者ごとに配送料金が変わります。また、取り扱っている段ボールの寸法についても、若干違っているので、注意が必要です。

ここでは、配送業者ごとに120サイズの段ボール箱の規格と、送料の目安を紹介します。

今回は、東京→大阪に送る場合を想定し、2025年1月現在の価格で比較してみましょう。

1.ヤマト運輸

ヤマト運輸で購入できる120サイズの段ボールの規格は、下記の通りです。

  • 外寸:縦38cm×横53cm×高さ29cm
  • 内寸:縦37cm×横52cm×高さ27cm

また、宅急便で120サイズを送る場合の基本料金は、『1,970円』です。

ただし、ヤマト運輸の場合、重さ15㎏までという制限があります。

これを超えると140サイズ扱いとなり、料金が『2,310円』になります。

書籍や書類、家電といった、重い荷物を送る場合には注意しましょう。

参考:クロネコマーケット

宅急便の基本料金 【発地】関東 → 【着地】関西|ヤマト運輸

2.佐川急便

佐川急便では120サイズの取り扱いがありません。

販売している段ボールも100サイズまたは140サイズになります。

もし、手持ちの120サイズの段ボールで荷物を送る場合は140サイズに該当します。

この場合の配送料金は『2,310円』です。

参考:【佐川急便】BOXシリーズ|マテリアル販売サポート|宅配・配送サービス

【佐川急便】輸送料金|荷物を送る・受け取る

3.郵便局(ゆうパック)

郵便局では、ゆうパック用の段ボールが購入可能です。

ゆうパック用の段ボールの場合、120サイズに該当するのは「特大」になります。

これは、縦34.5cm×横44.5cm×高さ34cmです。

また、120サイズの基本運賃は、『1,770円』となっています。

参考:ゆうパック包装用品 – 日本郵便

基本運賃表(大阪) – 日本郵便

ぴったりサイズの段ボールがない場合の梱包方法

荷物のサイズに合う段ボールが見つからない場合でも、工夫次第で効率的に梱包できます。

ここでは、段ボールが大きすぎる、または小さすぎる場合に対応する方法を解説します。

段ボールが大きすぎる場合

段ボールが荷物に対して大きすぎる場合は、余ったスペースを埋め、荷物をしっかり固定することが重要です。

主な方法として、以下の対策が考えられます。

緩衝材を活用する

新聞紙やエアクッション(プチプチ)を使用して、荷物が箱の中で動かないようにしましょう。

割れやすい物を梱包する際は、緩衝材を十分詰めることをおすすめします。

段ボールをカットする

箱の高さを荷物に合わせてカットし、余分な部分を折り返すことでぴったりサイズに調整できます。

これにより、荷物の保護性が向上し、配送時にぐらぐらと動くことがなくなるでしょう。

段ボールが小さすぎる場合

荷物が段ボールに収まらない場合は、段ボールを結合させたり、柔軟な素材を活用する方法があります。

例えば、以下のような方法です。

複数の段ボールを組み合わせる

2つの段ボールを切り開いて繋ぎ合わせることで、より大きな箱を作ることができます。

このとき、ガムテープをしっかり貼り付けて、強度を高めましょう。

梱包材を直接使用する

段ボールに収めることにこだわらず、布やプチプチで荷物を直接包む方法もあります。

ただしこの場合、配送中の安全性が低下するリスクも考えられます。

段ボール箱に梱包する場合以上に、注意してください。

まとめ

120サイズの段ボールは多用途で便利ですが、適切なサイズ選びや梱包方法を知ることで、さらに効率的に活用できます。

また、荷物にぴったりの段ボールが見つからない場合は、工夫次第で対応可能です。

しかし、梱包作業に手間取る場合や、ぴったりのサイズが必要な場合には、専門業者に相談するのが最適でしょう。

当社では、お客様のご要望に応じたオリジナルの段ボールをご提案しております。

縦・横・高さを自由に変えて、120サイズの段ボール箱を製作することも可能です。

ぜひ、お気軽にお問い合わせください。