収納スペースを増やしたいけれど、新しい家具を買うのはちょっと大変。
そんなときに便利なのが「段ボールの引き出し」です。
自分で簡単にDIYできる段ボールの引き出しは、使わなくなったら処分しやすいことも魅力といえるでしょう。
実際に段ボールの引き出しは、クローゼットやキッチン、車のトランク整理など、さまざまな場面で活躍します。また、既製品もあるため、自分で作るのが難しいという方でも、気軽に手に入れることが可能です。
この記事では、段ボールの引き出しの選び方やDIYの方法、活用アイデアなどを詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
段ボールの引き出しとは?

段ボールの引き出しとは、段ボール素材を使った引き出し型の収納アイテムです。
軽くて扱いやすく、手軽に使えることから、家庭やオフィスの整理整頓に役立ちます。
引き出し式なので中の物を取り出しやすく、衣類や文房具、雑貨などの小物をすっきりと収納できるのが特徴。また、素材が紙なので、使わなくなった際には簡単に処分でき、環境に配慮したリサイクルも可能です。
市販の段ボールの引き出しは、さまざまなデザインやサイズのものが販売されています。必要に応じたサイズのものを手軽に購入できるのがメリットです。
一方、自分でDIYする場合は、使いたい場所に合わせたオリジナルの引き出しを作ることができます。既製品では対応しにくい、狭いスペースにもフィットします。
特にクローゼットやデスク下、キッチンの収納スペースを有効活用したいときに便利です。
段ボールの引き出しはプラスチック製に比べると強度が低いと思われがちですが、日用品を入れる程度であれば問題ありません。補強を工夫すれば、より丈夫な引き出しに仕上げることも可能です。
段ボールの引き出しの選び方
段ボールの引き出しには、さまざまなものがあります。選び方を工夫することで、より自分のニーズに合った収納になるでしょう。
特に市販品を購入する場合は、使う場所や収納したい物に合わせたサイズや強度を確認することが大切です。
ここでは、段ボールの引き出しが購入できる場所と、選ぶ際に押さえておきたいポイントについて解説します。
購入できる場所は?
段ボールの引き出しは、さまざまな場所で手に入ります。
以下のような店舗やサービスを活用すると、自分に合った商品を見つけやすくなるでしょう。
ホームセンター
ホームセンターで段ボールの引き出しを販売していることがあります。
実物を確認しながら選べるため、サイズや使い勝手を確かめたい方におすすめです。収納用品コーナーにあることが多く、複数の引き出しを組み合わせた収納セットなども売られています。
100円ショップ
ダイソーなどの100円ショップでも、小型の段ボールの引き出しが手に入ります。
リーズナブルな価格で購入できるため、手軽に収納スペースを増やしたい場合に便利です。
インターネット通販
インターネット通販は、サイズやデザインの選択肢が豊富です。
特に特殊な寸法や強化型の段ボールの引き出しを探す場合には、オンラインショップを活用するとよいでしょう。
また、レビューを参考にできる点も大きなメリットです。
段ボールの引き出しを選ぶポイント

段ボールの引き出しを選ぶときには、以下のポイントを意識しましょう。
使いやすく長持ちする商品を見つけやすくなります。
1.サイズと収納量を確認する
収納したい物や設置場所に合ったサイズを選ぶことが大切です。
クローゼットで使う場合は高さや奥行きを、デスク下に置く場合は幅を測っておくと、ぴったりの引き出しを選べます。
また、衣類や書類など重さのある物を収納する場合は、耐荷重を確認しましょう。
2.強度と耐久性をチェックする
日常的に使う引き出しは、強度が重要です。
厚みのある段ボールや補強加工された商品を選ぶと、型崩れしにくくなります。
また、湿気に弱い性質があるため、防水加工が施されているのかも確認すると安心です。
3.組み立てのしやすさを考える
市販の段ボールの引き出しは、組み立て式のものも多いです。
説明書がわかりやすく、簡単に組み立てられるかを事前にチェックしましょう。
特に複数個購入する場合は、作業の負担を減らすために組み立てやすい商品を選ぶことが重要です。
4.デザインと使いやすさを重視する
シンプルなデザインのものから、インテリアになじむオシャレなタイプまで、さまざまな商品があります。
部屋の雰囲気に合わせたカラーや形を選ぶことで、収納スペースをより快適に演出できます。
また、取っ手付きの引き出しは、開け閉めがしやすいのでおすすめです。
簡単DIY!自分だけの段ボールの引き出しを作る方法

段ボールの引き出しは、市販品を購入するだけでなく、自分で作ることも可能です。
ここでは、必要な道具と基本的な作り方、さらに強度を高めるコツについて詳しく解説します。
用意するもの
段ボールの引き出しを作るためには、いくつかの基本的な道具を揃える必要があります。
まず、引き出し本体となる段ボール箱を用意しましょう。使いたい収納スペースに合うサイズで、できるだけ厚みのある丈夫なものを選ぶのがポイントです。
また、カッターと定規も必ず必要になります。
製作にあたって段ボールを切る機会が多いため、切れ味がよいカッターを使うと作業がスムーズに進みます。
定規は、まっすぐに切るためだけでなく、寸法を測る際にも役立つため、少し長いサイズを用意するとよいでしょう。
組み立てにはガムテープを使います。
特に布製のガムテープは粘着力が強く、段ボールをしっかり固定できるため、おすすめです。
さらに、見た目にこだわりたい場合は、装飾用の布や包装紙を用意すると、段ボール特有の質感を隠し、インテリアに馴染む仕上がりになります。
布や紙を貼るときは、ボンドや強力な接着剤を使うと、剥がれにくく、きれいに仕上がります。
作り方
段ボールの引き出しを作る手順はシンプルです。
まず、収納場所に合わせて段ボールのサイズを測り、必要な大きさにカットします。
外箱となる部分を作るため、側面・底・背面をしっかりと組み立て、ガムテープで固定してください。
このとき、箱の形が歪まないように注意し、丁寧に貼り合わせましょう。
次に、引き出しになる部分を作ります。
外箱に収まるサイズで、少し余裕を持たせると引き出しやすくなります。
段ボールの厚みによっては、引き出しが出し入れしづらくなることもあるため、滑りをよくするためにワックスペーパーを内側に貼るとスムーズです。
完成したら、外側に布や包装紙を貼り付け、見た目を整えましょう。
シンプルなデザインにしたり、好みの柄で飾ったりすることで、自分だけのオリジナル引き出しに仕上がります。
強度を高めるコツ
段ボールの引き出しは手軽に作れますが、そのままだと耐久性に不安を感じることもあるかもしれません。
長く使うためには、いくつかの工夫を取り入れて強度を高めることが大切です。
まず、ガムテープを使った補強が効果的です。
特に底面は荷重がかかりやすいため、十字に貼ったり、フチを覆うように「キ」の字型に貼ったりすることで、強度を向上できます。
さらに、段ボールを二重にすることで、より頑丈な構造を作ることが可能です。
外箱や引き出しの内側にもう一枚段ボールを貼り合わせると、強度が増して型崩れしにくくなります。
また、角の部分は特に壊れやすい箇所なので、内側から小さな段ボール片を貼り付けて補強すると効果的です。
頻繁に開け閉めする場合は、取っ手部分も補強するとよいでしょう。
段ボールの引き出しの活用アイデア
段ボールの引き出しは軽くて扱いやすく、必要なサイズに合わせて作れるため、家中の整理整頓に役立ちます。
ここでは、具体的な活用方法をいくつかご紹介します。
クローゼットの仕切り収納
クローゼットの中は、衣類や小物が混ざりやすく、整理が難しい場所です。
段ボール引き出しを使えば、衣類を種類ごとに分けたり、季節ごとのアイテムを収納したりできます。
特に、靴下や下着などの細かいものを仕切るのに便利です。
軽くて出し入れが簡単なので、毎日の使い勝手もよくなります。
子どものおもちゃ・文房具整理
子どものおもちゃや文房具は散らかりやすく、片付けに悩むことも多いです。
段ボールの引き出しを使えば、種類ごとに分けて収納でき、片付けが簡単になります。
引き出しにラベルを貼れば、子どもも自分で片付けしやすくなり、整理整頓の習慣を身につけるきっかけにもなるでしょう。
キッチンのストック収納
キッチンでは、食品や消耗品のストックを整理するのに段ボール引き出しが役立ちます。
調味料やレトルト食品を引き出しごとに分類すれば、必要なものがすぐに取り出せます。
軽くて移動も簡単なので、シンク下や棚の中の空きスペースを有効活用できるでしょう。
車のトランク整理
車のトランクは、荷物が散らかりやすく、必要なときに取り出しにくくなることがあります。
段ボールの引き出しを使えば、工具やレジャー用品、非常用グッズをまとめて整理できます。
使わないときは折りたたんで収納できるため、スペースを無駄にしません。
まとめ
段ボールの引き出しは、手軽に収納スペースを増やせる便利なアイテムです。
軽くて扱いやすいだけでなく、使わないときは折りたたんで保管できるため、省スペースにもなります。
また、段ボールは加工しやすい素材のため、自分で仕切りを付けたり、サイズを調整したりすることで、より実用的な収納にカスタマイズすることも可能です。市販の段ボール引き出しを活用するのはもちろん、DIYでオリジナルのものを作るのもよいでしょう。
もし特注サイズや強度にこだわった段ボール製品をお求めの場合は、当社にご相談ください。理想にぴったり合う段ボールの引き出し収納も製作可能です。