日常生活やビジネスで欠かせない「ダンボール」。引っ越しの荷造りや商品の配送、物品の保管など、用途は多岐にわたります。汎用性の高さから、さまざまな場面で必要になるダンボールですが、「目的に合ったダンボールはどこに売っているの?」「オーダーメイドで作ると高いの?」といった疑問を持つ方も少なくありません。
本記事では、ダンボール箱の価格基準や相場を解説します。
ダンボール選びでお困りの場合や、選び方に迷っている方にとって役立つ情報が満載ですので、ぜひ最後までご覧ください。
ダンボール箱の値段の基準
ダンボール箱の値段は、使う目的や購入方法、サイズ、必要な枚数などによって大きく変わってきます。
単純に「安いダンボールがいい」と考えてしまうと、購入後に後悔する可能性もあります。
また、高価でも用途に適したダンボールを選ぶことで、コストパフォーマンスが向上するケースも少なくありません。
ここでは、ダンボール箱の値段に影響を与える基準について、詳しく解説します。
使用する目的や数によって変わる
ダンボール箱の値段は、どのような目的で使うか、またどれだけの量を必要としているのかによって、大きく異なります。
例えば、引っ越しに使うために、数十枚のダンボールをまとめて購入するケースでは、1枚で購入する場合に比べて単価が安くなることが多いです。特にインターネット上で購入すると、まとめ買いやセットとして、割引されることも少なくありません。
反対に、商品の配送用としてそれぞれのサイズやデザインを指定した特注品を注文する場合、単価は上昇します。特に、「ブランドロゴやイラストをダンボールに印刷したい」「破れないように強度のある素材で製作したい」といった場合は、より高額になる可能性があります。
購入する場所によって変わる
ダンボールは購入する場所によっても値段が変わってきます。
ホームセンターなどの実店舗で購入する場合、1枚単位で売られていることが多く、単価は高くなりがちです。
反対に、インターネット通販では、複数枚がセットになっているものが多く、その分安価で購入できます。ただし、必要枚数が少ない場合は、送料が高くついてしまうことも多いです。
必要な枚数に応じて適切な購入場所を選ぶことで、安くダンボールを購入できるでしょう。
ダンボールのサイズによる値段の違い
一般的に、既製品のダンボールは手軽で安価に購入できますが、特定の用途に合わせて作られるオリジナル品は高額になることが多いです。
それぞれの特徴を理解した上で、目的や予算に合ったダンボールを選ぶことが大切になります。
ここでは、ダンボールのサイズによる値段の違いについて解説します。
安価で買いたい場合は規格サイズ
規格サイズのダンボールは、手軽に購入できるうえ、コストを抑えられるのが魅力です。
一般的な荷物に合わせて大量生産されているため、1枚あたりの単価が非常に低く抑えられています。
さらにインターネット通販では、規格サイズのダンボールが10枚セットや20枚セットで販売されており、サイズによって1枚あたり数十円から数百円程度で購入できます。
ホームセンターなどで取り扱いがあるのも規格サイズですが、セット売りが多いインターネット通販とは違い、必要な分だけ購入できます。
引っ越しに使用する場合や洋服や雑貨の保管など、特殊な機能やデザインが必要ない場面や、コストパフォーマンスを重視する場合は、こうした規格サイズの既製品を活用するのが最適でしょう。
オーダーメイドでの製作は高くなる
オーダーメイドのダンボールは、特別なニーズに応じて製作されます。
オーダーメイドの最大の利点は、商品の形状やサイズにぴったり合った設計が可能なこと。
商品にぴったり合うダンボールを使用することによって、梱包材の使用量を減らしたり、作業効率を上げたりすることもできます。
さらに、ダンボールに直接ロゴやイラストを印刷できる点もメリットといえるでしょう。
既製品ではA式と呼ばれる、みかん箱タイプのダンボールがメジャーですが、オーダーメイドの場合は、それ以外のタイプの製作も可能です。
ただし、1枚あたりの単価は、規格品に比べて値段が高くなります。特に必要とする枚数が少ない場合や、特別な仕様にする場合は、規格サイズの値段よりもかなり高額になることもあります。
オリジナルのダンボールが欲しい場合は、コストと効果を慎重に検討する必要がありますが、長期的なメリットを考慮すると十分に価値のある選択肢といえるでしょう。
ダンボール箱の値段の相場
ダンボール箱の価格相場は、購入場所やオーダーメイドの有無などによって異なります。
購入方法における一般的な相場を把握することで、用途や予算に合ったダンボールを選ぶのに役立つでしょう。
ここでは、以下の4つの方法ごとにダンボールの値段の相場を紹介します。
・宅配会社 ・ネット通販 ・ホームセンター ・オリジナルダンボールを特注する場合 |
宅配会社のダンボール箱の相場
宅配会社が提供するダンボールは、配送を目的とした最適
代表的な3社のダンボール価格は以下の通りです。
サイズによりますが、相場としては、1枚あたり100円前後〜400円弱で購入できます。
日本で代表的な宅配会社のダンボール箱の相場は以下のようになっています。
ヤマト運輸 | 佐川急便 | 日本郵便 | |
60サイズ | 140円 | 99円(Sサイズ) | 100円(小) |
80サイズ | 160円 | 126円(Mサイズ) | 140円(中) |
100サイズ | 220円 | 184円(Lサイズ) | 220円(大) |
120サイズ | 260円 | – | 380円(特大) |
140サイズ | 370円 | 286円(LLサイズ) | – |
参考:クロネコボックス|ヤマト運輸
【佐川急便】BOXシリーズ|マテリアル販売サポート|宅配・配送サービス
ゆうパック包装用品 – 日本郵便
ここで注意したいのは、同じサイズ表記でも、会社によって寸法に違いがあることです。例えば、ヤマト運輸の60サイズは高さ130mm、幅270mm、奥行200mmですが、日本郵便では高さ145mm、幅225mm、奥行175mmとやや小さめになっています。購入時には具体的な寸法を確認するのがおすすめです。
ネット通販で購入できるダンボール箱の相場
ネット通販では、ダンボール箱が10枚や20枚といったセット単位で販売されています。サイズによって価格は異なりますが、1枚あたりの価格はおよそ100円前後からあります。まとめ買いをすると、さらに単価が下がる場合も多いです。
ネット通販の利点は、かさばるダンボールを自宅に届けてもらえること。配送までに数日かかる場合もありますが、急ぎでない場合には選択肢として検討すると良いでしょう。
価格の安さと購入の手間を軽減できるため、コストパフォーマンスを重視する方に向いています。
ホームセンターで購入できるダンボール箱の相場
ホームセンターでは、必要な分だけダンボールを購入することが可能です。
1枚あたりの価格は、サイズによって異なりますが、一般的には200円前後となっています。
ネット通販よりも割高ではあるものの、商品を手に取って確認でき、その場で持ち帰ることができるのが大きなメリットです。
また、送料がかからないため、少量だけ購入したい場合や、すぐに使いたい場合に適しています。
ダンボール箱を特注する場合の値段の相場
オリジナルのダンボール箱は、用途に応じて完全オリジナルの設計が可能で、企業のブランディングを強化したい場合や高価商品の配送に適しています。
しかし、規格品に比べてコストが高くなる傾向があるので、注意が必要です。
60サイズや80サイズを例とした場合の相場は以下の通りです。
10枚:約1,200~12,000円 20枚:約1,300~14,000円 30枚:約1,400~17,000円 |
1枚あたりの価格は、依頼する業者やオーダー内容によって大きく変動し、小ロットの注文では割高になることもあります。
また、最低ロット数が50枚や100枚からと設定されていることもあるため、少量注文を希望する場合は事前に確認が必要です。
まとめ
ダンボール箱の値段は、購入方法や用途、サイズ、枚数によって大きく異なりますが、1枚あたり100円前後から購入可能です。
それぞれの特徴や相場を理解し、目的に合った購入方法を選ぶことで、条件に合ったダンボール箱の購入ができるでしょう。
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