自分でも作れる?災害時に活躍する段ボールトイレの作り方を紹介!

地震や台風などの災害が発生したとき、食料や水の確保を重要視する方は多いのではないでしょうか。そんなときに見落とされがちなのが「トイレ」の問題です。

災害が起きた際、水道や下水道が使えなくなることが多く、普段通りにトイレを使用できないことも考えられます。

このような状況が長期間続いた場合、衛生環境が悪化すると同時に、ストレスや不安が増大し、健康を損なうリスクも高まるでしょう。

そこで活躍するのが「段ボールトイレ」です。

段ボールトイレは、手軽に作れるだけでなく、災害用トイレとしての機能性も十分に備えています。

市販の簡易トイレを購入するのが難しい場合でも、段ボールトイレなら身近な材料を使って、誰でも作ることができるでしょう。

この記事では、災害時におけるトイレの課題や、段ボールトイレのメリットを解説するとともに、段ボールトイレの製作に必要な材料や具体的な作り方を分かりやすく紹介します。

「段ボールでトイレなんて本当に作れるの?」と思われるかもしれませんが、いざというときに備えて、準備を始めてみませんか?

ぜひ最後までお読みください。

段ボールトイレを作るのに必要なもの

段ボールトイレは、少ない材料で自作することができます。

具体的には、以下の3つの材料と道具を準備しましょう。

■必要な材料

・段ボール箱 2つ

同じ大きさのものを用意します。

2リットルのペットボトルが6本入るサイズが適しています。 

この段ボール箱のサイズがそのままトイレのサイズになると考えましょう。

・不透明ゴミ袋(70リットルくらいの大きいもの)  1枚

排泄物を衛生的に処理するために使用します。

・新聞紙 見開き2枚程度

吸収剤として使用します。古紙でも代用可能です。 

■必要な道具

・カッターナイフ

段ボールを切断する際に使用します。

・粘着テープ(ガムテープ)

段ボールの補強や組み立てに使用します。

これらの材料と道具を揃えることで、災害時に役立つ段ボールトイレが簡単に作れます。また、定規やペンなどがあると、製作がよりスムーズにすすむでしょう。

次の章で、具体的な作り方をご紹介します。

段ボールトイレの作り方

上記の材料を揃えれば、15分程度で簡単に段ボールトイレを製作できます。

ここでは、具体的な作り方を紹介しますので、ぜひ参考に作ってみてください。

1.段ボールの下準備をする

2つの段ボール箱を用意し、そのうちの1つの箱のフラップ(上下の蓋部分)をすべて外側に折り曲げ、粘着テープで固定します。

2.補強材を作成する

1で準備した段ボールの短い側面を真ん中でカット。

裏側も同様に切りましょう。

これらのパーツをそれぞれ真ん中で谷折りにし、補強材を作ります。

3.外箱を組み立てる

もう1つの箱(外箱)の底を粘着テープで閉じます。

4.補強材を中に設置する

2で作った補強材を外箱の中に入れ、粘着テープで固定します。

5.便座部分を作成する

外箱の短いフラップ1枚を中のパーツに合わせて折り込みます。

長いフラップ2枚は、それぞれ真ん中で折り曲げ、折れ線を作りましょう。

短いフラップを閉じ、次に長いフラップを折れ線で折り曲げた状態に閉じて、粘着テープで留めます。

6.ゴミ袋を中に取り付ける

完成した箱に不透明なゴミ袋を被せ、中に新聞紙をちぎって入れます。

吸収剤として、紙おむつやペット用トイレシート、猫砂なども活用可能です。

参考:段ボールだけでお手軽に 段ボールトイレの作り方|サクラパックス株式会社

災害時のトイレに関する悩みとは?

災害が発生すると、断水や停電により通常のトイレが使用できなくなることが多く、衛生的な排泄環境の確保が大きな課題となります。

ここでは、災害時のトイレに関する悩みや問題について解説します。

トイレ不足による健康リスク

災害時にトイレが不足すると、被災者は排泄を我慢したり、水分摂取を控える傾向があります。

これにより、脱水症状や便秘、尿路感染症などの健康問題が引き起こされる可能性も上がってしまうのです。

特に高齢者や持病を持つ人々にとっては、生命に関わるリスクとなります。

衛生環境の悪化と感染症の拡大

トイレが確保されないと、屋外での排泄が増え、周囲の環境が汚染される可能性があります。そうなった場合、細菌やウイルスが拡散し、感染症のリスクが高まります。

特に避難所などで多くの人々が密集して生活する状況では、衛生環境の悪化は集団感染を引き起こす要因となるため、注意が必要です。

プライバシーの欠如と精神的ストレス

災害時には、仮設トイレの設置が遅れたり、数が不足したりすることがあります。

また、設置された仮設トイレが和式であったり、バリアフリーに対応していない場合、高齢者や障がいを持つ方々にとって使用が困難です。

さらに、プライバシーが十分に確保されない環境では、女性や子どもを中心に、強い精神的ストレスを感じることがあります。

段ボールトイレのメリット

災害時における、トイレ問題の解決策として注目されている段ボールトイレには、多くのメリットがあります。

ここでは、段ボールトイレの特長を詳しく見ていきましょう。

1.軽量で持ち運びが簡単

段ボールトイレの魅力のひとつとして軽さが挙げられます。

段ボール素材は非常に軽量で、子どもや高齢者でも簡単に持ち運びが可能です。災害時の移動時にも、その手軽さが役立つでしょう。

2.材料が入手しやすい

段ボールトイレは、身近にある材料で作れるのも大きなメリットです。

スーパーやコンビニ、家庭内など、段ボールは比較的どこでも手に入れることができます。

特別な道具や高価な材料を必要としないため、コストを抑えながら備えられるでしょう。

災害時には物資が不足するため、どこでも手に入る段ボールを利用したトイレは、現実的な選択肢です。

3.作り方が簡単

段ボールトイレは特別な技術がなくても、誰でも簡単に作れます。

手順を覚えておけば、必要なときに短時間で準備することができるので、緊急時にも安心です。

また、自分で作るトイレには、サイズや形状をカスタマイズできる自由度もあります。

4.環境に優しい素材

段ボールはリサイクル可能な素材であり、環境に優しいのが魅力です。

使用後は分解してリサイクルに回せるため、災害時の廃棄物処理に頭を悩ませる必要がありません。

環境負荷を軽減できる点でも、段ボールトイレは非常に優れています。

5.衝撃や重量に耐える強度がある

段ボールは強い素材です。フルートと呼ばれる波形状の中芯によって、その強度が保たれています。

段ボール素材は、一定の重量や衝撃に耐えるため、トイレとしての使用時にも安心です。

さらに補強材を活用すれば、より安定性を高めることができます。

フルートについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

6.費用を抑えられる

災害用トイレは市販品にもありますが、段ボールトイレは身近にある段ボールで作れるため、安価に準備ができます。

家族全員分のトイレを用意してもコスト負担が少ない点は、経済的な観点からも大きな魅力です。

まとめ

段ボールトイレは、災害時におけるトイレ問題を手軽に解決してくれます。

身近な材料で簡単に作れるだけでなく、軽量で環境にも優れているのもメリットです。

事前に作り方を確認しておくことで、突然の災害にも落ち着いて準備することができるでしょう。

ぜひこの記事を参考に、段ボールトイレの作り方を学び、災害への意識を高めてください。

当社では、段ボールトイレに最適な強度のある段ボール製作も可能です。

企業の備蓄などで、段ボールトイレをお考えでしたら、気軽にご相談ください。